〒852-8121 長崎県長崎市三川町1311-8 【有限会社若竹創設】
2020.04.01
春も麗らかに、と言っている世情ではありませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナによりオリンピックは延期、各イベントも中止ないし延期、無観客・・・。
気も滅入りますが、手洗い!うがい!バランス良い食事!気ままなスローライフ!
基本に忠実に、一人ひとりが意識を持って乗り切りましょう!そして無人島に籠る。
白文字で自分の趣味ダダ漏れだが大丈夫か。大丈夫だ、問題ない、多分。
さて、今回は、温水洗浄便座のお話です。
新型コロナで温水洗浄便座がなかなか届きませんが。
温水洗浄便座とは便座に御尻を洗浄する機能を付随したものです。
TOTO製の物は「ウォシュレット」、LIXIL製の物は「シャワートイレ」
と商標登録がされている物ですね。
なのでTOTO以外で、または一括して「ウォシュレット」と呼ぶのは誤り。
でも温水洗浄便座は若干言いにくいからウォシュレットって呼んじゃう。
現在、温水洗浄便座はただ洗浄するだけに非ず、
使用前使用後に脱臭したり、しなかったり、
洗浄後温風で乾燥したり、しなかったり、
ふたが自動で開閉したり、しなかったり、
あらかじめ便器に水滴を吹き付け汚れにくくしたり、しなかったり、
などなど、様々な機能が付き便利になってます。らじばんだり。
(うす字の通り、その機能は付いてないという機種もありますので
よく機能の欄をご覧ください。)
実際この機能使わないよネというのもあるのでよくご覧ください。
温水洗浄便座には
・取り付けが容易で値段も安いが機能がいくつか無い物もあるリテール品
・旅行先で温水洗浄便座がない場合に便利な携帯用温水洗浄便座
などがあり、
変わり種として、現在販売されていませんが和便器の温水洗浄便座もあったそうです。
(※現在は販売されておりません。)大事なことなので2回言いました。
しかし、和便器の洗浄便座とはこれ如何に。
今でこそ日本に広く普及されている温水洗浄便座ですが、
その昔、アメリカで医療・福祉施設向けに販売されたビデ内蔵便器
が現在の温水洗浄便座の元祖ともいうべき物です。
(現在の機能としてのビデではなく足を含めた下半身の洗浄・モップの洗浄
等に使用される、便器と別の物で海外では便器の横に併設されてある。)
某漫画では洗面器と勘違いして顔洗ってました。
そこに目を付けた東洋陶器(現:TOTO)が目の付け所がシャープね。
アメリカから「ウォシュエアシート」を輸入。いいえ、TOTOです。
それを日本で販売したのが温水洗浄便座の始まりであるとされています。
その3年後に日本初の国産品である温水洗浄便座付洋風便器「サニタリーナ61」
を伊奈製陶(現:LIXIL)が開発販売。
東洋陶器も同年に上記の「ウォシュエアシート」の特許を取得して、
国産の「ウォシュエアシート」(便座暖房付)を販売しました。
しかし、この頃の便器はまだ和便器が主流であり排水設備も整ってなかった上、
温水の温度調整がうまくいかず、火傷する人もいたので普及には程遠かったそうです。
あと、値段が高かった。金!金!金!騎士として恥ずかしくないのか!
騎士以外の発言は認めない!
1980年ごろ、TOTOはいよいよ「ウォシュレット」を開発。
遅れて、LIXILも「サニタリーナ」に代わり「シャワートイレ」を開発。
ほかの会社も我こそはと温水洗浄便座を開発販売しました。
人は大温水洗浄便座時代と言う。言いません。
と、その後、日本では様々な理由からあっという間に普及しましたが
海外では日本とは別に様々な理由から未だ普及には至っていません。
(アジア圏は徐々に広がりつつありますが、
・電気を必要とするがバスルームに併設してあるのでコンセントの設置ができない。
・日本は軟水なのに対し海外は硬水なので機器内部で結晶ができて故障する。
などの理由があります。)
ウォシュレットの歴史としてはまだまだ60年前後。
これから開発が続けばより便利に普及することでしょう。
今はちょっと世界がゴタゴタしてるので無理ですが
そんなウォシュレットの取替のご用命はぜひ我が若竹創設へ!番宣めいた終わり方