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梅雨入り・・・しましたよね?


2019.07.11

観測史上最も遅い今年の梅雨もバケツをひっくり返したような梅雨らしい大雨や

本当に梅雨入りしたのかと思うぐらいカラッと上がった晴れなど

安定しない天候が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

主役は遅れてくるものということでしょうか。

さて、今回は梅雨ということで梅雨に関連して浴室の換気扇のお話です。

 

換気扇は現在の住宅では欠かせない存在となっています。

時代が進むにつれ部屋の気密性=空気を閉じ込める能力が高くなり、
なってないところもありますが

・冷暖房の能力が上がったり、(熱が隙間から逃げない)

・柱等が腐ったりカビが生えたりするのを防いだり、(壁内への湿気の侵入防止)

・壁内断熱材の性能を保持したり(壁内への風の侵入防止)

・部屋内が淀んだ空気にならないようにしたり(効率的な換気による排出)

・ちくわ大明神

と、気密性の高さが住宅、ひいてはそこに住まう人たちの誰だ今の

健康を守る事につながります。アナタノ ケンコウヲ カンリシマス

その一方で最後の項目にあるように気密性=空気を閉じ込める力は

人や物から排出される、人や家屋にとって害となる物質(水蒸気や二酸化炭素など)を

保持してしまう事にもつながります。花粉なんかも

 

そのために換気扇が現在の住宅では欠かせない存在となっているのです。

 

それは浴室にとっても同じことで過度の湿気はタイルの目地にカビを生やし、

その結果、健康を害する可能性があり、それを防ぐために換気扇がついてます。

(※浴室は湿気が多いので換気だけでなく、たまには浴室の掃除をしましょう。)

ちなみに45℃以上ぐらいのお湯を掛けて換気扇で乾燥させるといいらしいです。

先日、とある住宅から換気扇が古くなって共鳴した音が鳴るという依頼が来ました。

 

換気扇は壁に付けるタイプと天井に付けるタイプがあります。

今回は天井に付けるタイプになります。

ビニール製の養生シートを壁から床まで貼りその上に養生用の毛布を敷けば、

換気扇の端が錆び暮れてグズグズでも床を汚さずに作業することができます。

この際、下で作業する人はそのグズグズを受ける事とする。

まずはカバーを外すのですが、古い物となってくると

カバーの留め具の頭がポロッと外れて軸部しか残らないものもあります。

浴室ということでその軸部も錆でガチガチになっていて外れないものもありました。

こんなときは力技に限るこの手しか知りません(テンプレート)

 

カバー外し換気扇本体の取り外しにかかりました。

換気扇本体を固定するための金具も同じくボロボロで

ネジの頭がつぶれたり、そもそも頭が錆びて無くなっていたり

取り外しが厄介な状態になっていました。

 

本体がこのような状態です。換気扇に繋がっているダクトは劣化で穴が開いていました。

上記の通り天井内の湿気の侵入はカビが噴く原因になり、

また、換気扇の能力も十全に発揮できないので、新しくダクトを配管し、

テープで隙間なく巻いて、換気扇設置前の準備完了です。

 

電源配線にまで湿気の影響は及んでいないらしく、電線の劣化は見られません。

新しい換気扇に差し替えても問題ないようです。※爆発オチではありません

しかし電源は電源なので換気扇のスイッチが切れているか確認してからにしましょう。

(電源が入った状態で換気扇を取り外したりはしないと思いますが、

ヒューマンエラーは起こりうるものなので・・・)

 

換気扇に電源を接続し、ダクトと繋げた部品とドッキング!
合身とかパイルダーオンとかブッピガァンとか

換気扇を天井に縫い付けて試運転を開始しました。

 

元々取り付けてあった換気扇は作動させると大きな共鳴音が鳴り、それはもうキンキンと

とてもお風呂でのんびりという気分ではなくなります。

 

今回取り付けた換気扇はどうかというと、

大きな音は立てず、ちゃんと機能も発揮していました。

 

これにて一件落着・・・と思いきや、

実は同じような依頼をいくつか受けていてこれが一番最初。天丼の一杯目

 

次の現場へと足を運ぶ筆者なのであった。

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